逆浸透膜浄水器とは、水は透過するが、水に溶け込んでいる物質はほとんど透過しない性質をもった膜「浸透膜」を利用した浄水方式です。逆浸透膜方式を採用した浄水器を逆浸透膜浄水器(RO)と呼びます。
※RO=Reverse Osmosis
逆浸透膜浄水器は、浸透圧により水分子のみが浸透する方式で、汚れた水のほとんどを除去できるで、とても安全な水ができるのが特徴です。
元々、この技術は、将来的な水不足の解消を目指してNASA(アメリカ航空宇宙開発局)によって開発され、実用化されたもので、ほとんどの不純物を除去できるので、とても安全な水が出来るのが特徴です。水道水の品質があまりよくないアメリカでは70%以上の一般家庭用浄水器がこの逆浸透膜タイプと言われています。当浄水器の逆浸透膜(RO膜)のフィルター孔は0.001μmと一般的に多く使用されている浄水器の100分の1の小ささで水道水から純水を生成します。逆浸透膜は水より大きい分子のほとんどを除去し、純水に近い状態にしてしまう能力を持っています。このため、一般の浄水器では除去できない放射性セイシウムや放射性ヨウ素や有害ミネラル(鉛、ヒ素など)を除去することができます。
左図のように不純物濃度の低い真水と、不純物濃度の高い液体を、浸透膜(メンブレン)とよばれる膜で区切ると、真水から濃度が高い液体へと、互いの濃度を一定に保つために水分子のみが移動します。この浸透圧を逆に利用したので逆浸透膜方式です。
濃度の高い液体側に強い圧力をかけることで、濃度の高い液体から、水分子のみを移動させる事ができます。この仕組みを利用する事で、不純物のない真水を作ることができるのです。